日本最北の果樹産地

増毛町は「日本最北の果樹産地」と果樹生産者が数多くいる産地の中では最も北に位置することから名乗っております。

増毛町の果樹栽培の歴史は古く、1883年(明治16年)頃から始まったといわれており、本格的な生産は明治30年代と言われております。

1917年(大正6年)に増毛町果樹組合、1954年(昭和29年)に増毛町果樹園芸振興会が設立され、後の増毛町果樹協会となりました。昭和30年代のりんご栽培農家数は87戸で、約77haと記録されています。

昭和40年代に入り、りんごの品種更新事業がありデリシャス系の品種へ更新され、現在でも数多く木が残っております。

昭和60年代に入ると、おうとう雨よけ栽培が始まり現在までに80%を超える被覆率となっております。

1998年(平成10年)にコンフューザー(性フェロモン剤)の設置を基本技術とした減農薬栽培の試験が始められ、2001年(平成13年)に北海道によるYesクリーンの認証を頂きました。

2019年(令和元年)から増毛町の洋なしを使用したアイスバーが道内のコンビニエンスストアを中心に発売され、好評を得ております。

増毛町は札幌・旭川からの日帰り圏内にあり、有名な酒蔵を中心に観光客が訪れることも多く、海産物とともに果物を買い求める方も多いです。
観光客の年代も幅広く、要求される果実も様々であり、りんごでは昔からの品種である旭や印度、加工向け品種のブラムリーなど、各果樹園で趣向を凝らした品種構成や直売所づくりが特徴的ですので、ぜひ足を運んでみて下さい。

さくらんぼ:7月上旬~8月上旬
りんご:9月中旬~11月中旬
(りんごの販売は年明けも行っているところが多いです)

 

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